人を活かす経営に必要な要素 11

管理職への教育を施す事が出来たとします。

ようやっと、少しですが進みだしている感じがあるかと思います。

この教育だけでも、人による評価の差異が少なくなると思います。

なぜなら、評価者の主観ではなく、皆同じ理念の元評価する事が出来るからです。

この事の理解が薄い方は残念ながら皆さんの会社で管理職にさせるべきではありませんね。

営業がわかりやすい職種なので例にとりますが、どんなに数字をあげてきても、これらの評価者としての資質に欠けるようであれば決して管理職にするべきではありません。

そういった方は別な名誉職的な役職を用意した方が、本人の為ですし、会社にとっても良いと思います。

よく優秀な営業担当者が管理職になった途端、力が発揮されなくなります。

当たり前と言えば当たり前ですが、売上を上げてくる能力と管理する能力は別物です。

営業課長を外部から招へいしていた会社がありました。

部長さんになぜ自社から選出しないのですか?と聞きましたが答えは営業担当者として優秀な人材がいないからとの事でした。

この考え方は上に立つ者は一番業績の良いものとなる考え方です。

作戦を実行する人と考える人は違うのですから、その能力は違うはずです。

この事を履き違えると永遠に会社が良くなる事はありません。

管理職の最大の仕事は部下の成果を最大化する事です。

右肩あがりの経済状態では無い時代で、トップセールスがお手本になる事はありません。

高い営業戦略を構築し、マーケティングマインドを持ち、それを部下のモチベートを高め、さらに共に実行する(PDCA)事に力を発揮できる人物が営業管理職と言えるでしょう