ビジネスにおいては、選択と集中が重要になってきます。
どこに経営資源を集中していくか?
簡単なようでほとんどの企業では出来ていない事なんです。
そして、それらを考える際に邪魔になるのが効率的かどうか?といった観点となります。
「それでは非効率だ!」と指摘を受けると一瞬ひるんでしまうのですが、成果を最大化するのであれば、一見無駄な事や非効率的である事もその過程においてはとても重要な施策となるのです。
それはいくつかのチームに分かれて活動する時のメンバー選びについても平均的にしてしまったりする事で選択と集中からははずれてしまいます。
「社員を成長させたい」という別な要素もそこに含めるが為に、かえって最大の効果が出なくなってしまうのです。
また、いくつかの部署があり経理の作業においてもキャッシュが今うちの会社にいくらあるのかわからないといった事ってあると思います。
効率的に考えた場合、各部署にそれらは任せているといった事もあると思いますが、時間的効率を度外視し、本社にその情報を集中する為に各部署は時間を割く事で、キャッシュの現在値(少なくとも前日の夜)がわかってきます。
このキャッシュがいくらあるのかわからないと言う問題はあまり意識されない経営者の方が多いですが、売上を追いかけるのと同時に高いコスト意識を持つ事も大事な事です。
社内にそういった風土を作って行く為にも、多くの社員からは非効率的だと指摘されてしまうかもしれませんが、経営者はしっかりとその道を示さなければなりません。
経営は選択と集中です。
社員にもそれらのマインドを育んでもらう事で会社も大きく成長するはずです。
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