選択と集中について考えてみましょう②

では具体的にどういった事に取り組んでいくのか、説明していきたいと思います。

まず経営資源を何に集中していくか考えます。

経営資源とは、人、モノ、金、情報となります。

まず人をどういった部署やプロジェクトに割くべきを検討します。二兎を追う者は・・・って事は難しいとわかっていても戦力を平均的に投下してしまう事は良く聞くお話です。

特に中小企業の場合はこの点は意識したい事なんです。

人員の優劣はありますし、メンバーシップを特に発揮する組み合わせ等、その会社の人員構成上の特徴は様々です。

その上で最大の成果を発揮しそうなメンバーの組み合わせを検討し、同じ部署や業務に配置していく事です。

いくつかの部署がある場合、それらを平均的に配置していくのが多くの企業で行われています。しかしこれでは足し算で業績を見ているとしか思えません。

業績を掛け算で構築していく事を描く企業は大きく成長する可能性があります。人材を集中すると、掛け算的に業績が向上する事があるのです。

後は投資的感覚です。

どんな設備や道具、どのような情報を収集、拡散する為にお金を使っていくか?

それらの優先順位を決めておくのです。

これは1年単位で考えておきます。これらを示すと社員の行動はぶれなくなります。

何に集中すれば良いのか、自分の頭で考える事が出来るからです。

意思決定権も現場に委譲する事でますます成果があがっていく事と思います。

このように経営資源を配分する際に、何を選択肢、また文字通り集中していく事で成果が格段にかわります。

特に中小企業にはとても重要な経営戦略となりますので、一度良く検討してみて下さいね。