ペーシングの深さ②

恐らく、普段のコミュニケーションのペーシングにおいての積み重ねはストロークと大きな関係性があります。

ストロークは「注目」の意味です。

そして自己重要感へとつながっていきます。

ストロークを多く与える(提供)事で、俄然、周囲の人の対応は変わってきます。

それだけ人間は注目されたいのです。

ウイリアムジェームスは次のように言っています。

「人の持つ感情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである」

そこに着目出来れば、皆さんは影響を与える側になる事になります。

さてなぜ普段の些細なペーシングが自己重要感に影響力を与える上で違和感を生じさせてしまうのでしょうか?

単に意図的と捉えられがちという事です。

つまりなにか裏があるのではないか?と感じさせてしまうのです。

そうした事が違和感を感じさせてしまうものと思います。そのような影響力では決して建設的にはならないと思います。

ですから、普段からご自分のコミュニケーション力のトレーニングの意味でも、ペーシングは必ず実行されている事をお薦めいたします。

人はひとつの事に集中出来る動物ですが、同時に複数の事を意識するといずれかがおろそかになってしまうものです。

しかしコミュニケーション力の向上においてはそのいくつかの要素に意識をし、同時に行っていく事が重要です。

ミラーリング、バックトラッキング、を活用しながら、基本的なペーシングを全てに意識し、コミュニケーション上手になりたいものですね。

最後になりますが、ペーシングには終わりはありませんから、日々様々な学びがあるかと思います。

そういったひとつひとつの経験が我々をまたひとつ成長させてくれていると実感したいものですね。