影響力を考える②

注目のする事で相手へ良くも悪くも影響を与えます。

ここでは、コミュニケーションを構築していく為にストロークという注目する為の手法について説明しておきます。

5つのストロークがあり、建設的な3つなストロークと非建設的な2つのストロークがあります。

まず建設的なストロークは行動に対する、肯定的な条件付きストロークと存在に対する、肯定的な無条件なストロークがあります。

具体的に言うと、行動に対してGOODと伝える、存在に対していいねと伝える、そういったストローク(注目)を多く与える事で影響力を保ち続ける事が出来るのです。

保ち続ける事とは、貯蓄し増えていくものでは無いという事を表しています。

ですから、このストロークは日々減少していく事になります。

3つ目の肯定的なストロークとは、行動を否定するのですが、建設的な方向を示す事になるので、建設的なストロークとなるのです。

普段の建設的なストローク数でこのストロークは決まると言われていますね。

一方、非建設的なストロークは相手の行動の否定、存在を否定する行為(無視などがそれにあたるでしょう)などがあります。

このストローク(注目)は未来に向かって建設的になることはありません。しかし、我々は多くの場面でこういった非建設的なストロークを発信しているものなんです。

それも無意識的にです。ですから、意識的になる事で、この点でも影響力を与える人と成りえる可能性があるのです。

そして、「自己重要感」です。

人は誰もが自分の事を重要だと思いたい。

また他人からも重要(必要)だと思われたい。

そういう生き物です。

この自己重要感を良くコップに例えられ説明されているので、そうしましょう。

人は誰もが自己重要感のコップは、いつも満たしていたいと思っています。

自分だけでは満たす事が出来ないのが特徴です。

そうです。

他人からも満たしてもらわなければならないのです。

自分で満たせる事は、目標を自分で立てて達成出来た時、自分へのご褒美に何かを購入した時などがそれにあたり、他人で満たしてもらうという事は、その目標を達成した努力を見ていてくれた事、頑張った事を周りが評価してくれた時に自己重要感が高まるのです。

この自己重要感もストロークの具体的な行動と考えればそう考えられます。

ですから、他人に影響力を持つと言う事はまわりにどれだけ関心を持てるか?

適切なタイミングで周りの方に関わる事が出来るか?

適切な言葉や態度で関わる事が出来るか?

そういった事が影響力に対しては大きな要素となる事がわかります。