決める力を考えてみる

日本人に乏しい能力と言われているのは、決める力です。

外国の企業やビジネスチームで多く見受けられるのは、ネゴシエートと各論反対が少ない事です。

「やる!!」と決めた時のすごみは日本の企業以上に持ち得ています。

日本人は農耕型民族なので、時間をかけてゆっくりと人間関係を育み、果実を一緒に享受するのが国民性ですが、外国のそれとは一線をはくしています。

日本人は本来やりながら改善をしていく事に長けた国民です。

歴史上そうして多くの成功事例があります。

しかし、多くの場合決める時にになった時、各論反対を唱え続ける方がいます。

そうして話が前に進まないのも【しょうがない】とみんなが思いこんでしまいます。

しかし、これだけ日本もグローバルになってくると、そうも言ってられません。

誰かに決めてもらうのではなく、自分達で、または自分で決めて実行に移す事が重要な時代となってきました。

決める力は一長一短で身に着くものではありません。

なぜなら、その決定が成果があがるものであったり、またはより多くの目標が達成されるものだったりしないとダメという意識があるからです。

ビジネスの世界において確かにその通りなんですが、トライ&エラーを受け入れられないんですね。

その経験を積んでいないと決める力を育む事は出来ません。

チームで何か決めなくてはならない時に、トライ&エラーを受容し、全員が結果に対して高い成果を出す事を目的とする事が出来た時に大きな力を発揮するはずです

本来であれば、学校教育時代にそのような経験を多く出来ると良いと思うのですが、うまくいく方法を教えてもらえても、うまくいかない方法を試すだけの時間を与えられていません。

情報化社会が我々の予想をはるかに超えるスピードで進んでいます。

情報共有が容易に出来るようになっているからこそ、決定のスピードも必然的にあがらざるをえません。

我々日本人にとって新たな進化が問われている時代となっているのでしょうね。