一所懸命

私は一生懸命という言葉を社会人になって特に意識するようになりました。

そんな中で、一所懸命という言葉に出会いました。

もともとの語源は武士の時代に領地を命がけで守るという意味があったそうです。

一所を懸命に守るです。

諸説ありますがその言葉の中に、一生をかけてと言う意味も含まれていた事で、言葉が転じて「一生懸命」と変化してきたようです。

新聞などでは、一生懸命が使われている事が多いです。

一所懸命の言葉をそのまま受け取ると、終身雇用の時代にはまさしくマッチする言葉だったと思われます。

しかし、人材の流動化が起こっている現在では、その時々に自分が置かれている職場(立場等)で懸命に働くとする方が、言葉の使い方としては正しい様な気がします。

昔、武士の時代に一所懸命はとてもその姿を言い表した言葉となっていたものと思います。

一生懸命を使う現代では、その言葉は哲学的意味をも持ち得ているのかもしれませんね。

なかなか一言でその意味を言い表す事が難しいような気がします。

ですが、文脈から理解出来る事としては、魂を燃やし物事に向かう様を表現しているみたいで好感を持てます。

本当に一生懸命に働くと言う事を社員同士が理解しあい、ともに高める事が出来たら、とてもすばらしい職場になると思います。