お客様ありきで考えるか?商品ありきで考えるか? その2

戦略構築上、お客様が欲しているものから考えるか?

売りたい商品から考えるか?重要な戦略のように感じますが、実は戦略上、最も大事なものは何か?

それは、圧倒する戦略かどうかだと思います。

2番手、3番手を目指すものや取り合えず考えましたといったコミットの低い戦略はまったく意味をなさないという事です。

そうでなければ、考える時間が勿体ないし、意味の無い時間となってしまうと思います。

そもそもある程度、お客様に受け入れて頂ける商品は考える事が出来るものです。

なぜなら、現在の痛みからの解放、不安の解消が最も強い、購入動機となるからです。

それらを踏まえた、セールスレター等でもある程度の反響をいただく事は、比較的簡単に出来る事です。

しかし、マーケティングを学んでいないと、それをどのように世の中に広めていくのか?を考える事が出来ません。

そもそもDMやチラシやネットで広めて行きたいと思っているとします。

ではどのようなターゲットに対して訴求するのかを考えなくては、反応率は上がってきませんし、DMなどを出してどのくらい売れるかな~などと考えていても、実は売れません。

品がすでに市場に認知されている消耗品の場合は、DMやチラシやネットで購入いただく事は可能です

しかし、爆発的であるとか、他社を圧倒するにはまだまだ足りない要素がある事に気付けません。


これが普通です。


やはりマーケティングを学び、市場で圧倒する戦略を構築したいものです。

ヒントは以外に他の業界にあったりします。

他の業界でうまく行っている事例を学ぶ事で、まだ同業他社が取り組んでいないマーケティングがあるかもしれません。

例えば、携帯端末販売店で行っている他社から乗り換え割引などを自分の業界に取り入れたら何が起こるか?

高級フルーツのみを扱っているお店のコンセプトを歯科医師が同様に取り入れたらどうなるか?

マーケティングは本来考えるだけでワクワクしてくるものなのです。

これらをコンサルタント主導ではなく、社長を中心とした社員で検討し、実行に移すのです。

商品ありきで考える場合ここまでを最初の段階で検討する事が大事なプロセスとなります。

これらを考える事が20分程度で出来るかどうか?

考える事が出来ない場合は、残念ながら経営に携わら無い方が懸命です。

またきっと良い商品だからお客様にわかってもらえると思って、投入しても市場に出回る事はありません。

本来、お客様ありきで考える事がマーケティングです。

なぜなら、マーケティングはリーダーシップであり、より良い未来に導くものだからです。

市場がこれから必要とする事に着目し、戦略に落とし込みたいものです。

そうすると、商品はその戦略を実行する為の手段となる事があります。

お客様の健康に対する不安を解消するコンセプトがある場合、商品はサプリかもしれませんし、食品かもしれませんし、医療かもしれません。

我々は社会貢献が理念であるとして会社は本来、その事業に固執するのでは無く、事業体も変化させなくてはならないのです。

ですから、こういった理念を掲げている会社程、残念ながら理念が無い会社と言われてしまうのです。

理念はお客様にとってもわかりやすいものが良いのでしょうね。

さてここまで、「お客様ありきで考えるか?商品ありきで考えるか?」を考察してきました。

マーケティングは常に考える事が出来ます。

要はアンテナがどれだけ張っているかにかかっています。

自社はどちらの立ち位置(お客様か商品か)で事業を行っていくか?を良く検討してください。

5年後、10年後を見据える上でも重要な話し合いだと思います。

(おわり)