組織風土の特徴をつかむ その6

価値観がバラバラですと、戦略上重要な「やらない事」を定める事が出来ません。

特に経営層で会議を行った際に難しくなってしまいます。

ここで説明している価値観とは、「会社が大事にしている事」と想定してお話差し上げております。

会社が大事にしている事について各自がバラバラな意見を持っていたとすれば、大きな決断が出来無く、中途半端な戦略になってしまいます。

ここで申し上げておきたい事は、もともと価値観が同じ人間は存在しません

価値観が似たような人、同じ事を大事にしている人、は皆さんの周りにも多くいらっしゃいます。

価値観を同じくして、具体的な行動についての意見が一致する方というのはお互い信頼出来る関係だと思います。

ですが、価値観のすり合わせを行わずにして、行動についての意見が一致するというのは、少し怪しんだ方が良いと思います。

それは、あなたにおもねっているか、考える事が面倒だと思っているか、何か別な事を考慮しているか、などだと思います。

価値観のすり合わせを行った上で、具体的な方向性が定まる状態で無ければコミットが低く、思った程成果が上がらない事は無いでしょうか?

また、全てに関してあなたの指示や判断を仰いで来たりしていませんか

それは腹落ちに重要な「会社が大事にしている事」という価値観をすり合わせていないから生じてしまうのです。

そういった意味でも、組織風土の特徴を掴み、社長の価値観と同じ様な社員の方はどのくらいいるか?を確認するべきです