組織風土の特徴をつかむ その20

社員の特徴でこのような事は無いでしょうか?

失敗を恐れ、チャレンジが出来無くなっている。

責任論ばかりが先行し、結局何も変わらない。

この様な現象は、「ビンに最初に何をいれるか?」を社員に聞いていただければわかります。

ビンに石を入れます。

もう石が入らなくなります。

もうこのビンには何も入らないと言います。

しかし、小石を見つけて来てビンの中のすきまに入れる事が出来ました。

さすがにこれでもう一杯だと思います。

しかし、砂を見つけて来てビンの中のすきまに入れる事が出来ました。

始めてここでビンは一杯に満たされました。

このお話は物事の考え方を示しています。

普通の人はビンに最初から砂をぎっしり詰めようと思うものです。

これでは一番時間がかかります。効率的ではありません。

最初に石を入れる事が出来れば、次に小石を入れ、最後にすきまに砂を流し込むのです。

最初から砂を入れる行為は、保証を埋め合わせる行為と同じです。

つまりうまくいかなかった時の事を考えて、その細部にまで用意周到に準備しなければ、進めない人です。

最初に石を入れられる人は大胆かもしれませんが、まだすきまがある事で柔軟な対応をする事が可能です。

そして石を入れながら次なる「手」を考える事が出来るのです

もう少し説明すると、社員には直感的な人、主観的な人、客観的な人がいます、そこに革新性があるかどうかです。

そのいずれであっても、社員さんをビンに例えれば、最初から砂を入れる様な事をしていては成長が遅く、会社へ成果を出す人材とはなり得ません。

最初はビンに石を入れるそんな社員さんでいて欲しいと思います。

Aプランを考えた場合に、○○の安全性が低下してしまう。ではどうするか?

通常はここで足を引っ張る雰囲気が先行してしまい、そんなリスクがあるのであれば、やめた方が良いと計画がとん挫してしまいます。

Aプランを実行した場合、○○の安全性が本当に下がるのか?または、下がったらどのように対処するか?

を検討すれば良いのです。

Aプランを実施する事が会社ビジョン達成に近づくのであれば挑戦するべきです。