組織風土の特徴を掴む その53

【価値観】と【ルール】については理解いただいたと思います。

では、皆さんの【ルール】が背中を押してくれるものか、それともやる気を無くさせるものかは、次の3つに照らし合わせて確認してみて下さい。


・【守る事が出来ないルール】
基準があまりにも厳しく複雑で人生のゲームに絶対勝てないとすれば、そのルールは絶対に皆さんの背中を押してはくれません。
例えば、自分に厳しい人は相手にもそれを求めてしまったりします。

そうした場合、価値観に合わせて活きて行く事は困難になります
また、多くの人は【ルール】を厳しくしておかないと、成功できないのでは無いか、目標に向けて努力出来ないのでは無いかと思ってしまいますが、それは間違いです。


・【自分の力でコントロール出来ない要素によって左右されるルール】
他の人の評価や反応等、自分では変えられない環境などの要素が入ったルールは皆さんの力にはなってくれないでしょう


・【あなたを不快にする事が多く、快適にすることの少ないルール】
どのような状況でも自分が主導権を握っていないと不安なので、事前に何がどうなるかわかっていなければ嫌だと言う人もいると思います。
「以前に経験した事」でなければ、自信を持って出来ないという人がいます。
上記のように考えるのでは無く、「何があっても楽しみと喜びを持ち、自信を持って挑み続ける事」をルールとするのです。これは実現可能だと思います。


この3つのいずれかにあてはまる【ルール】はやる気をなくさせます

特に多いのが「自分の信念が他人に受け入れられると認められる」

(つまり、他人の評価が無ければうまくいっていないと感じてしまう状態です。)

といった事が【価値観】を実現する為に必要な事とする方がいらっしゃいます。


このように自分にはコントロール出来ない外部の要因、つまり「他人の意見」によって自分の快・不快を決めようとする事はやめた方が身のためです。

【価値観】にそって活きて行こうと決めた場合は、自分の【ルール】も実現可能なものに変換する必要があります