組織風土の特徴をつかむ その54

【ルール】を自分でコントロール出来るものに変換する事について詳しくふれていきたいと思います。

ご自分に質問をしてみて下さい。

「自分がうまくいっていると思うにはどんな出来事が必要ですか?」

※この段階で、他人からの評価や称賛とおっしゃる方は、外部要因にて【ルール】が設定されている方です

例えば、価値観の中で【やすらぎ】を大切にしていきたいと思う方は多いと思います。

先程の質問で言えば「ご自分が【やすらぎ】を得られている状態にはどんな出来事が必要ですか?」となります。

答えでは、「他人に称賛や興味を向けている事」「愛情深く他人に接している事」「家族と一緒に食事をしている事」などとなります。

この様に設定している人は常に余裕がある感じがします。

これらの事が満たされていると、【やすらぎ】を感じ、【価値観】に沿って活きている事を実感出来るからです。


一方、自分に厳しい【ルール】を設定していると、「お金が今の倍ある事」「時間を思い通りに使う事が出来る」「朝から活力あふれて行動し夜寝床に入る時に今日も一日頑張ったと思う事」などとしている事があります。

この様に自分に厳しい【ルール】を設定していると、他人にも厳しく接しがちです。

それも必要以上にです。

まさに勝っているのに、負けている感覚になっているのです。


多くの人はルールを厳しくしておかないと、うまく行かないのではないかと思いがちです。

しかし、【ルール】があまりにも厳しくつらいものだと続きません。

まさしく「何をやっても無駄だ、何も得られない」と思ってしまうのです。

そして、自分はこんなに頑張っているから他人も同じ【ルール】でないと、ますます許せなくなってしまうのです。

ですから、【ルール】は実現しやすい状態で考えた方が心にも健全です。

自分からコントロール出来るもの、つまり「自分が○○出来ている状態」でさらに「毎日出来ている事、毎日出来そうな事」で設定されていると良いと思います。

例えば【やすらぎ】を得るために、「毎朝、おはようと笑顔で接する事」「お茶を入れて、少し冷ましホッとする瞬間」「子供の動画を見る」などであれば、皆さんは毎日がさらに充実してきます。

【価値観】を充たす行動を毎日取る事が可能なのですからね。

ご自分の【ルール】を確認してみて下さい。

「自分がうまくいっていると想うには、どんな出来事が必要ですか?」