組織風土の特徴を掴む その58

組織風土改革研修を進めていくと、参加者が【違和感】を感じる場面があります。

それは【有意識化】が芽生えている事を意味します。

説明を受ける前と後では、まるで理解が違います。

しかし、説明を受ける事で普段の自分の行動が見直されます。

そして、どのように関わるかどのように考えるか、が意識されます。

その結果、周囲の反応も変わって来ます

風土改革とは少しづつですが、じわりじわり効いてくるものなのです。

【有意識化】は大きな変化です。

例えば、皆さんが赤い車が欲しいな~と思った時に、急に街中に増えた様に感じる事があります。

これは皆さんの頭が勝手に赤い車や赤いモノを探す様になっている結果と言えるのです。

【有意識化】による【顕在化】といえるのです。

ですから、いままで【無意識】で行っていた事や考えていた事、言っていた事を【意識】する事で結果も振り返る様になります。

【有意識化】により、普段の自分を振り返る事で、これは出来る事、出来ない事がわかります。

出来ると感じた事はもっと行えば良いのですが、出来ないと考えた時は変化が少なくなります。

それらの経験が成長や変化には重要です。

しかし、我々は自分の事を大切な人間だと思いたい、有益であると感じたいと思いますから、一定の成功体験が必要だと思います。

そういった意味でも【うまくいった経験】はとても重要ですね。

ですから、【信念】【ルール】といったところの自己確認、周囲の理解を必要とし、その上で自分の【ルール】を自分でコントロール出来るものに変えていくのです。

そうする事で、感じた【違和感】を理解し、【成功体験】を増やし次に活かす事が出来るのです。