組織風土の特徴を掴む　その75

「もうリーダーにはついていけません」

「あまりにも考え方が違いすぎて・・・」

「判断基準が曖昧なので、いつも振り回されます」

「この先もあのリーダーと一緒だと思うと、退職も考えてしまいます」

こうような様々な従業員の声が聞こえて来ます。

いずれもリーダーへの不信感を表明した内容です。

価値観をもとにする考え方に関しては、違って当たり前に感じます。

ただし大事なことは、リーダーの振る舞いであると思います。

「リーダーは私」というのを押し付け過ぎると、「あなたの為に働いていない」とメンバーは感じてしまいます。

そして何より、リーダーの役割は判断する事です、決定する事です。

この際の判断基準が、「リーダーの気分や気持ち、リーダーの常識」であった場合は、メンバーは当然振り回される事になりますし、リーダーに好まれるメンバーはリーダーの思考に近い方と当然なっていきます。

リーダーがメンバーを抜擢する判断基準も「私」だから仕方が無いと言えば仕方ありませんが・・・。

組織の中でどこで「私」を出して良いか？

リーダーであってもそこは踏まえなくてはなりません。

あまりにもリーダーの考え方だけで振り回されると、メンバーのモチベーションは上がらないものです。