組織風土の特徴を掴む その106

どの企業でも、従業員はキャリアアップを目指します。

そして、今のままやそのままで良しとならない事を我々は理解しています。

でもどうすればキャリアアップが出来るのでしょうか?少し考えてみましょう。

ウイリアムジェームズ(心理学者)がこのような言葉を記しました。

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

あのメジャーリーガーの松井秀喜さんもこの言葉を胸に頑張ったと聞いています。

キャリアアップにはこのような人生訓が必要だと考えます。

彩りプロジェクトでは、各種研修を通じてキャリアアップ実現のお手伝いをさせていただいています。

職種は様々ですが、どのようにキャリアアップしていくかの道筋作りは我々の得意とする所です。

レポートを拝見すると、それらは顕著で、第一段階としての意識づけが完了している事が見てとれます。

「○○について意識していきたい」このような感想が大変多いんです。

切り口は組織力向上、コミュニケーション力、チームワーク力、チームビルディング力、リーダーシップ力、フォロワーシップ力などなど。

これらの切り口を無理なく参加者が理解出来るように勧めていく事が我々が最大限努力している事なんです。

ウイリアムジェームズの言葉通りなら、意識の次は行動が変わらなければなりません。

スキームの中に行動しやすい事例等もちりばめているので、まずはやってみようと思ってもらえるか?がとても大きな勝負です。

当社が行った、キャリアアップ研修のレポートで下記のような記載がありました。


「キャリアアップ研修をやるたびに自分と向き合う事が出来、そして自分を変えていこうと前向きになれた。
職場だけではなく家庭でも実践できることなので、仕事もプライベートも充実させたい。
このような機会がなければ考えなかったこと、感じなかったことを学ぶ事が出来るので、とても貴重な時間を与えられていると思う。
また時々振り返り、読み返して日々に活かしていければと思う。」

 

これは女性が感想を述べた文章ですが、意識から行動へと変化していくのがわかります。

TV等でも、「出来る社長はトイレ掃除をしなさい」なんてことを放送している事がありますが、あれはトイレを掃除すれば誰でも良い社長になるのでは無くて、その心の部分の変化が、トイレ掃除という行動となっているだけです。

組織力、コミュニケーション力、チームワーク力、チームビルディング力、リーダーシップ力、フォロワーシップ力、などを家庭に置き換えているのが見事だなと思います。

自分にとって行動しやすい身近な所から行動を変えてみる事はとても重要です。

人の行動は達成感が無ければ続きません。

身近な所で小さな成功を積み上げる事が大切です。