組織風土の特徴を掴む その111

「愛の裏返しはなんでしょうか?」

「そんなの憎しみだよ~」

「まてよ・・・愛さないもあるかも・・・」

などのお応えをいただきます。

これは、研修の中でもふれさせていただいている質問です。

「愛」「あい」は風土を表す言葉でもあると思います。

もう一文字加えればわかりやすいと思います。

慈愛

愛情

支え合い

などなど。

その言葉の本質を理解するには、反対語を理解する事も重要です。

私は、「愛の裏返し」は「無関心」と答えます。

なるほど、無関心は一言で言い当てている言葉だと私は思います。

無関心の言葉の意味は、関心が無い、興味が無い、などです。

良い風土を形成する上で、関心が無い、興味が無い、という状態は大変深刻です。

お分かりになると思いますが、風土はお互いに成長し合える状態でなければなりません。

風土は個人に大きな影響を与えます。

風土は精神の根底にある考え方だったりするので、その風土が、無関心であると、個人には悪影響が出るのは容易に想像できます。

人は自分の事を有用であると思いたい生き物です。

しかし、誰もその事に無関心であった場合どうでしょうか?

例え話ですが、赤ちゃんが子育てに無関心な親に育てられたらどうでしょうか?

情緒が豊かな子供に育つでしょうか?

そうはならないと思います。

自分の事を認めてくれない家庭で育つ訳です。

社会に出ても人を認める事などできません。ましてや、人に関心を示す事が出来る訳がありません。

我々は体は大人でも精神的にはまだまだ成長するチャンスがあります。

その成長すべきステージの風土が、無関心であった場合、我々の成長は鈍化してしまう事でしょう。

風土に必要な栄養は「愛」です。

「愛」が無ければ、良い風土げ形成されません。

皆さんの職場は「愛」にあふれていますか?

無関心があふれていませんか?