組織風土の特徴を掴む その127 【人ではなくシステムを管理する】

人ではなくシステムを管理する。

何の事を言っているのでしょうか?

我々は管理するといった言葉を聞くと、人を管理する事と思ってしまいます。

言い換えれば監視です。

しかし、よくよく考えてみると、人を管理していては非生産的であるし、前向きではない感じがしてしまいます。

そして、人は管理されている事がわかると、どのように自分を見せるかに執着してしまい、肝心なお客様満足に対してが最優先されなかったりします。

では人ではなくシステムを管理するとはどういったことなのでしょうか?

言い換えればそれは、規律の文化と言えます。

つまり、規律ある人材、規律ある考え、のもとで規律ある行動がとれる文化なのです。

厳格さと規律を基礎に、創造性と企業家精神を発揮する事が出来るようなシステムを構築するのです。

ここで思考停止になってはいけません。

なぜなら、我々は本能的にそれを欲しています。

厳格さと規律ある組織で働く事の安心感や、自らのアイデアや考えに仲間が賛同してくれたりアドバイスしてくれる組織を望んでいますし、そして何よりそれが嘘では無く、会社が誰にでもわかる形で奨励してくれている事に感謝したいと思っています。

システムを管理する事はそのシステムがPDCAサイクルでまわっているのかを確認する事です。

どこかで不具合がおこっているのであれば、経営は速やかに修正し、実行に移すべきなのです。