組織風土の特徴を掴む　その135【本当の仕事の喜び】

自らの責任を追及するのなら、組織活動のほぼすべてにも責任を持つと考えられるはずです。

しかし「考える仕事は幹部層が行う事」と発言される方がいらっしゃいますが、これは今までの組織風土がそうである事を説明しているだけであり、その発言をしている従業員には非がありません。

一方では幹部層においても、従業員がなかなか主体的に責任を担ってくれないから、考える事はこちらでしなくてはならないと思っていた所もあるのです。

ここでのコミュニケーション不足には一定の課題があるのです。

稲森和夫さんはこのようにおっしゃいます。

「仕事の本当の喜びと醍醐味を味わうためには、渦の中心になって、周囲の人たちを巻き込むくらい、自発的に、積極的に仕事に取り組まなくてはならない」

幹部層、従業員側どちらにも響く言葉ですね。