組織風土の特徴を掴む その148【自分の側にある言葉】

【言葉が活きている】事はとても大切です。

対比する状態に、【言葉が額に入っている】事があります。

前者はいつも自分の側にある言葉ですが、後者は自分の側にある言葉ではありません。

ですから、意識しなければいつの間にか忘れられてしまうものなんです。

なかなか方針が浸透しない要因もこのあたりにあります。

例えば、方針を浸透していきたいと考えているのであれば、従業員の評価項目に入れ込むぐらいの覚悟がなければなかなか浸透しません。

従業員はそれらが評価項目にある事で、常に意識しなければならず、嫌でも方針を体に染み込ませる必要が出てきます。

そして、これが本当に嫌ならお互いに不幸になるので、新たな仕事場を探す事になるのです。

上記は少々強引な感じがしますが、【言葉を活かす】にはそれぐらいの覚悟が必要だという事です。

そして、今回の研修ではこの言葉が従業員から発信されているので、彼ら自身が勝手にこの言葉を捨て去る事はありえません。

出来ればもっと活かして行きたいと思うものです。(続く)