教科書に載っていない良い職場とは その2 【徹底力は一貫力】

なかなか職場で方針などが徹底されない事があります。

それはなぜなのでしょうか?

まずは浸透していない事、従業員が心からそう思っていない事、経営者がただ言葉を羅列するのが好きな事を知っている事、様々な理由があると思います。

なぜ、その会社で頑張ろうと思って入社した従業員の足並みがそろわないのでしょうか?

一番の要因は、入社時にあります。

ここでの徹底力に差が出ます。

まず面談をしている会社の場合は、そこで当社が何を大事にしていているのか?どう自分を活かしてほしいのか?などをしっかりと伝えるべきです。

そこでの同意が無い限りは入社を進めてはいけません。

「うちは面談をしません」

「誰でもOKです」

という会社があります。

こういった会社の場合は、離職率もそれなりに高いと思います。

それだけ強烈な個性がなければ自分を活かす事が出来ません。

イメージして見て下さい。

誰でもOKという事は、その中で活き抜く事の過酷さを。

そういった環境が好ましいと思う方にとっては、とてもすばらしいと思いますが、全員がそういった会社を好ましいとは思わないと思います。

さて、徹底するという言葉には、【一貫する】という意味合いもあります。

では何に一貫するか?について考えましょう。

これは一度出した方針に一貫するのか?、一度決めたルールを一貫して貫き通すのか?といった事ではありません。

【何かに基づく一貫さ】が重要なのです。

これを理解していない人にとっては、会社がブレている等と思うかもしれません。

しかし、この何かに基づくという考えに立つ場合、例えば、【会社が大事にしている事】【お客様に対する約束】【従業員に対する約束】などに対して一貫するのです。

つまり、【約束を一貫して守る】を貫くという事です。

(続く)