教科書に載っていない良い職場とは その12 【成長を主体的に取りに行く】

今ある現状に満足するのか?

もっと変化するべきなのか?

経営のHOW TO 本 などでは必ずと言っていいほど、前年並みは衰退の始まりと指摘されています。

「競争の戦略」のマイケルポーターさんは、「自社の競争優位を自らの手によって陳腐化しなければ、いずれは競合他社によって陳腐化されてしまう」とおっしゃっています。

コトラーさんは、「ひとたび顧客を喜ばせることに成功すると、次回からはそれがノルマとなる」とおっしゃっています。

つまり、両者とも昨日よりも今日、今日よりも明日の成長を目指さなければならないと言っているのです。

では、最初の問題提起ですが、現状に満足せず、成長を主体的に求め続けるという事になりますね。

少し立ち止まってみましょう。

ここで難しいのが、従業員の質です。

すべからく、すべての従業員が同じ方向に向かっているのであれば、理想的な職場です。

お客様へのサービスの質を向上する為に邁進出来るからです。

ただし、それであっても個人差は出てきます。

つまり、現状のレベルに至っていない従業員もいます。

変化に対応できない従業員もいます。

そこに組織の大変さが出てくるのです。

そういったレベルの差を補う為の仕組を検討する必要が出てきます。

これを、「成長と現実のギャップ」といいます。

この【ギャップ】を知り、どういったステップを作る事が出来るか?

良い職場の条件ですね。