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教科書に載っていない良い職場とは その78【盈満の咎】

器になみなみとつがれた水があるとします。

表面張力でぎりぎりまで水が入っています。

もう一滴しずくを落とすだけであふれ出てきそうです。

富や名声を得た人はその一滴を加えないように注意しなければなりません。

一方、ものの重さで今にも折れそうな木の枝があるとします。

あと一押しすれば、ぽきりと折れてしまいそうです。

そのような差し迫った危険に身を置いている人はそのひと押しを加えないように注意しなければなりません。

普通の状態であれば水の一滴ぐらいなんでもないし、一押しぐらいではびくともしません。

しかし、今にもあふれそうな時、今にも折れそうな時にはその一滴、一押しが致命傷になりかねません。

【盈満の咎】(えいまんのとが)と言う言葉がありますが、組織も極点に達する状態は災いをもたらすかもしれません。

器が小さくなったら、更に大きくすればいいじゃないか?

枝が折れそうになったら、新たな太くて大きな枝を探したらどうだ?

と思われるかもしれません。

しかし、上記の例は、富や名声や危険な状態を例としています。

これは「自社や自分にそれを集めすぎない戒め」だと思います。

「自利利他」とも通じる考え方です。

【盈満の咎】に陥らないようにしたいものですね。